人はなぜ怒るのか?

 人がなぜ怒るのかというと目の前に迫った生命の危機に対処するためです。
人類が原始的な生活をしていた頃を想像すると分かりやすいと思います。
この時代の人は突然、肉食獣に襲われるようなこともあったかもしれません。
人は襲われると自分の身を守るために怒りの感情又は恐怖の感情が生まれます。
この二つの感情は生きていくうえでは大切なものです。
これらの感情が生まれると交感神経が優位となり心拍数が上がったり発汗します。
この一連の反応をアメリカの生理学者ウォルター・キャノンは「闘争・逃走反応」と名付けました。
これは闘うにも逃げるにも適した体の状態です。
怒りは心身に闘う準備をさせるために必要な感情と言えます。

なぜ怒るのか

現代人である私たちは肉食獣に襲われる心配はほとんどありませんが自分が不利益を被ったりしたときの対処のためこのような反応が残っているのです。

例えば人は期待や予測が裏切られたときに怒ることがあります。

電車が遅延して怒るのは時刻通りに運行するものという期待があるからです。
部下の仕事ぶりが悪いと怒るのもこれくらいは出来るだろうという期待や予測があるからです。

他には自分の権利が侵害されたときにも怒ります。
財産を盗まれるというのは分かりやすい例ですが、順番を抜かされたりというのも権利が侵害されているといえます。

自尊心が傷つけられることで怒ることもあります。

これらの事態を現代人は自分に危機が迫っていると捉えそれに対処するために怒りという感情を持つのです。

同じストレスを受けても自分の置かれている状況によって怒るときと怒らないときがあります。

遅刻しそうで焦っているときや体調不良のときは通常よりも怒りやすいシチュエーションが揃っているといえます。

自分がどのようなことで怒るのか?どんな状況に置かれると怒りやすいのか?を認識することで感情のコントロールにつなげることができます。

タイトルとURLをコピーしました