一目惚れで結婚した夫婦の離婚率が低い理由

過去にアメリカで行われた1500人に対するアンケート調査によると60%以上の人が一目惚れは有り得ることだと答えました。
そしてそのうちの60%の人が実際に経験したことがあると言っています。

男女で比べると男性のほうが一目惚れの経験は多いという結果になっています。
これは男性のほうが外見を重視してパートナーを選ぶ傾向があるためと考えられます。

一目惚れを経験した半数以上の人がその相手と結婚をしています。

また一目惚れによって結婚した夫婦の離婚率は低いことが分かっています。

男性から一目惚れした夫婦の離婚率は20%以下で、女性から一目惚れした夫婦の離婚率は10%以下でした。

この調査が行われたときのアメリカの離婚率は約50%でしたのでそれと比べてもかなり低いことが分かります。

一目惚れをする仕組み(仮説)

一目惚れで結婚した人達の離婚率が低い理由はそのメカニズムを知れば理解できるはずです。

しかし現在のところ一目惚れをする仕組みは科学的に解明されていません。
いくつかの仮説がありますのでそれらを紹介します。

遺伝子情報を読み取っている

人間の究極の目的は強い子孫を残すことです。

強い子孫を残すためには自分と異なる抗原の組み合わせ(HLAハプロタイプ)を持つ相手との間に子供を作ることが有効とされています。

人間には相手のHLAハプロタイプを読み取る能力が備わっており自分と異なる組み合わせを持つ異性と出会ったときに一目惚れが起こるのではないかとされています。

つまり遺伝子レベルで相手を求めているということです。

適応性無意識

脳には過去の体験などから瞬時に理性的な判断を下す能力が備わっているとされています。

これを適応性無意識と言います。日常生活や仕事における「最初の直感が正しかった」という経験はこの能力のおかげとも言われています。

この適応性無意識が恋愛の場で働くことで一目惚れが起こるとも考えられます。

1つ良いと全部良いと錯覚する

恋愛においては自分の理想と1つでも合致する部分があると全て好きと思い込む場合があります。

例えば背の高い人がタイプの人の場合、背の高い人と出会うと顔も性格も全て自分の理想通りと思い込んでしまうということです。

最初の「ちょっといいかも」を一目惚れと勘違いしてしまっているとも考えられます。

自分と似ている人は好きになりやすい

認知心理学では目、鼻、口などの形や配置が自分と似ている人に対しては親近感を覚えるので好意を持ちやすいと言われています。

自分の顔は毎日鏡で見ているので見慣れています。見慣れたものと似ているものは初対面でも安心するため恋愛に発展しやすいと考えられます。

一目惚れしやすいという勘違い

冒頭で紹介したアンケートではもう1つ面白い結果が出ています。

それは一目惚れを経験したことのある人のうち男性では80%以上が女性では70%以上が「一目惚れを経験したのは人生で一度だけ」と答えているということです。
(年齢では20代前半のときが最も多かったのです)

一目惚れする人は惚れっぽくすぐに人を好きになってしまうというイメージを持っている人もいるでしょうが実際にはそうではなかったのです。

しかし中には頻繁に一目惚れをするという人もいます。

この人達の中には勘違いをしてしまっている人も少なくありません。

恋愛依存症のカウンセリングをしていると「会った瞬間から相手のことを好きになっていた」と言う人が多くいます。

本人は一目惚れと勘違いしていますがこれは恋愛依存症に特有の現象と言えます。
ダメ男とそれにハマっていつまでも関係を続けてしまう恋愛依存症の女性というのは会った瞬間に強く惹かれあう傾向にあります。

これは一目惚れというよりは自分を受け入れてくれる人を相手の発する雰囲気から判断しただけに過ぎないのです。

ダメ男というのは恋愛依存症の女性にしか相手にされませんので本能的にそのような女性をかぎ分けることができます。

恋愛依存症の女性も頭では幸せになりたいと思っているのですが潜在意識のどこかでダメ男を求めているため自分を不幸にする男性を引きつける雰囲気を発してしまうのです。

このような二人が出会うことによりまるで運命の出会いでもしたかのような錯覚に陥ってしまうのです。

このような恋愛の始まり方は本物の一目惚れとは異なり幸せな結末を迎えることは少ないです。

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