人見知りとHSPの内向性の違い

人見知りとHSPの内向性の違い
 

HSPは内向性の傾向が強い人が多いといわれています。しかしこれは人見知りとは違います。
内向的なHSPでも人見知りせずに積極的に話しかける人もいます。

仮にあなたが「私はHSPだから人見知りなんだ」と思い込んでいるのならその錯覚を取り除かなければなりません。

HSPの内向性とは?

HSPの持つ内向性は勘違いされがちです。「内向」という言葉のイメージから寂しいとか内気とか人が嫌いというイメージを持たれることもありますがこれは間違いなのです。

内向的なHSPと外向的なHSPの違いは何かといったらどこに関心が向いているかということです。
内向的なHSPは自分の心への関心が強く一人でいるときに洞察を得たりするのに対し、外向的なHSPは他人の心への関心が強く他人と関わろうとします。

内向的だからといってコミュニケーションが苦手ということもありません。むしろ空気や人の心を読む能力は高いです。

他人が社会的なシチュエーションでどう考えてどう行動するかを予測する能力のことを社会心理学スキルといいます。
イエール大学の研究者が1,143人を対象に行った研究では内向的な人のほうが社会心理学スキルが高いという結果が出ています。

自分と向き合うことへの興味が強かったり、一人や少人数でいることが好きだからといってコミュニケーション能力が低いわけでも人見知りなわけでもないのです。

人見知りは思い込み

人見知りとは知らない人に対して不安を感じて消極的な態度になってしまうことです。

人見知りの人は他人の目を気にしすぎていることが多いです。
視線そのものに恐怖を覚えたり、相手からどう思われているだろうか?ということに不安を覚えているのです。
プライドが高く恥をかくことを恐れていることもあります。

こうなってしまう原因として過去の失敗を引きずっていることが考えられます。
初対面の人に話しかけたときに恥ずかしい思いをしたり恐怖を感じた体験が心の中に残っているのです。

それによって「また失敗する」とか「私は初対面で嫌われるタイプ」という考えが常に頭に浮かんでしまいます。
「他人は基本的に敵対心を持っているもの」という錯覚を持っていることもあります。

これらの人見知りは自分がなぜそうなってしまったのかという過去の体験を思い出したり、初対面でのやり取りでの成功体験を積み重ねることで改善していきます。
要するに思い込みを失くせば良いのです。

あなたが人見知りだとしてそれがHSPに起因するものだと考えているのならそれは勘違いです。

内向的なHSPが自分と向き合うための一人の時間が好きだったり他人といると疲れることと人見知りは別のものなのです。
HSPのあなたが人見知りなのは「私は内向的だから人見知り」という思い込みを持っているからなのです。

そもそもHSPに内向的な人が多いというのはカウンセリングをしている人の実感や科学的にデザインされていないアンケート調査などで出された結果です。きちんとした研究においては今のところ弱から中程度の相関しか見つかっていません。
あなたは自分で内向的と思っているだけで実は外向的という可能性もあります。

参考にした論文:Social Psychological Skill and Its Correlates.