恋愛依存症とは(特徴・原因)

恋愛依存症とは病的なまでに恋人のことばかり考え、あらゆることで自分よりも優先してしまう状態のことです。

相手を自分の理想どおりの人物であると妄想し、相手がその通りに行動し、自分に無条件の愛情を注いでくれることを期待します。
そして見捨てられることに対し極度の不安を感じてしまいます。

恋愛依存症というと「常に恋愛をしていないとダメな人」というイメージを持っている人もいますが少し違います。
常に恋愛をしていたい人でも相手に依存せず恋愛自体を楽しんでいる人は恋愛依存症とは言いません。
そういう人は「恋愛体質」「惚れっぽい」という表現が適切でしょう。
恋愛依存症というのはもっと根深い心の問題を抱えているものなのです。

恋愛依存症の特徴

恋愛依存症には以下のような特徴があります。全てが当てはまるわけではありません。

相手のことばかり考え理想化する

恋愛依存症の大きな特徴の一つは恋人が出来ると相手のことばかり考えてしまい自分のことが疎かになるということです。

心理的な面だけではなく、相手のために使う時間も多くなる傾向があります。
これは相手に対して「自分よりも優先されるべき価値のある存在」という幻想を抱いてしまうために起こります。

相手に対し自分を救ってくれる、幸せにしてくれるという期待も持ちます。
自分の中で勝手に理想像を作り上げ、相手がその通りの行動をとってくれることを望みます。

しかし相手の行動が理想から少しでも外れているとがっかりします。
それはやがて怒りへと変わり相手との喧嘩の原因になることもあります。

このとききっぱりと別れられる人は少なく、葛藤を抱えたまま関係を長引かせてしまい、負のサイクルに陥ってしまうのです。

常に愛されているという実感が必要

恋愛依存症の人は自分がどんな振る舞いをしようと相手が常に自分のことを愛してくれているという実感がなければ安心できません。

恋愛依存症の人の場合、子供の頃に親から十分な愛情を得ることが出来なかったという人が少なくありません。

そのため自分自身に対する評価が不当に低い傾向にあります。(自尊心が低いともいえます)

他人と比べても決して劣っているわけではないのですが自分に自身が持てないのです。
唯一自分の存在価値を感じることの出来る方法が異性から無条件の愛情をもらうことなのです。

しかし相手のちょっとした言動により自分への愛情を疑ってしまうことが多いためいつまでも安心することができないのです。

何でも相手にやって欲しいと思う

恋愛依存症の人は恋人が出来るとそれまでは自分で簡単に出来ていたことでも相手にやってもらいたいと思うようになります。

例えば部屋の電球を替えたり、重い荷物を運んだりということは女性でも出来ないことではありません。

しかし恋人が出来ると恋人にやって欲しいという欲求が強くなります。
相手が自分の面倒を見てくれることによって高揚感を得ることができるからです。

子供の頃に満たされなかった欲求を恋人で満たそうといているとも考えられます。

回避依存症者に惹かれる

恋愛依存症者が好きになる相手には似た特徴があります。いわゆる回避依存症者と言われる人を好きになる傾向があるのです。

回避依存症者とは簡単に言うと「相手との親密な接触を避ける傾向にある人」のことです。(潜在的には見捨てられる不安も持っています)

過去の経験から相手に近づきすぎると支配されてしまうという恐怖を抱えているため、相手に自分のことを知られないようします。

対人関係は避ける傾向にあってもほかのことにのめり込んでいる場合もあります。それがギャンブルだったり、アルコールだったりすることもあります。

回避依存症者は自分が支配できる(ように見える)相手には近づこうとします。その相手が恋愛依存症者なのです。両者は惹かれ合いやすい傾向にあります。

回避依存症者からすると恋愛依存症者は主導権を握ることのできる相手に見えます。
恋愛依存症者からすると回避依存症者は自分のために色々とやってくれる相手に見えます。

しかしこれはどちらも勘違いに過ぎないのです。付き合いが進むうちにお互いが思い通り動いてくれないことに不満を感じるようになります。

しかしお互いが一人になることを恐れているため不毛な関係が継続してしまいます。

恋愛依存症の原因

恋愛依存症の原因の多くは幼少期の親との関係にあると言われています。
人は幼少期に親から無償の愛を受けることによって「自分は無条件に愛されるべき存在なのだ」と感じ自尊心を育むことができます。

この時期に適切な愛情を受けないと寂しさや不安を抱えたまま成長します。
このような感情は心の深い部分にずっしりと居座り続けます。

成長していくと親以外の相手と接することも増えてきます。その中で誰かに優しく接してもらことがあります。(その相手は先生かもしれませんし、友達の親かもしれません)
そこで今までに感じたことのない心地良さを知ることになります。

すると他人に依存することによって自分は癒されるという認識を持ちます。
そしてその依存する相手として恋人を選ぶ人が恋愛依存症と言われる人なのです。

依存する相手は異性に限らず友人やカウンセラーであるケースもあります。

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