ネットの批判や悪口を気にする必要がない理由

ネットに書き込まれた批判や評論、悪口を気にする人が多いようですが全く気にする必要はないと思います。

ときどきですが人前に出る仕事をしている人達から相談を受けることがあります。

本番で最高のパフォーマンスを出すためにはどうすれば良いか?のようなことが多いのですが、ネットの批判を気にしないようにするためにはどうすれば良いのかという相談をされることもあります。

最初にこの悩みを聞いたときに私は少し驚きました。

なぜならテレビに出るような人達はネットで批判されてもそれだけ注目されている(有名税)と受け止めるか、凡人が騒いでるくらいにしか受け止めていないと思っていたからです。

ベテランは割と気にしない(というかそもそもネットの評判を見ない)人が多いのですが若手は一般の人がネットに書き込んだ批判を気にする人が決して少なくありません。真面目すぎるとも言えます。

ネットで批判する人間がいるのは当たり前

カウンセラーをやっている人は他人の批判を気にする人は少ないと思います。

私はネットに評判を書かれることはありませんがサイトを見た人や同業者からメールで批判が送られてくることがあります。

しかしそれを気にしたことはありませんし、最近では内容すらまともに読んでいません。時間(=人生)が勿体無いですから。

カウンセラーになるためには心理学や脳科学を学びます。

それらを学ぶと「人間の中には他人を批判しなければ心の安定を保てない人も一定数存在する」ということを当然の知識として知ります。

人間の脳には人を批判することで快楽を得る性質があると言われています。

それでも多くの人は親のしつけや理性によって他人を批判することはしないでいるのです。

しかし中には親がちゃんと躾けてくれなかった人や現在の境遇に不満を持つ人がいます。(ちなみにネットで悪口を書いたり炎上をさせるのはネットユーザー全体の0.5%前後に過ぎません)

こういう人達が他人を批判するのです。適度に脳に快楽を与えないと安定が保てないからです。社会には必ず一定数存在するタイプの人達です。

なのでネットで批判をする人が存在するのは当たり前ですし、そういう人達が存在しないとすればそれは現在の心理学や脳科学の割と重要な部分が大きく間違ってるということになってしまいます。

身長の高い人と低い人がいるのと同じように、批判を書き込む人と書き込まない人がいるのです。

それを気にするというのは「何で自分と異なる身長の人がいるんだろう?」と悩むのと同じくらい意味のないことです。

そもそもネットで歌手やアイドル、スポーツ選手の批判を書いているような人は書いた次の瞬間には書いたことすら忘れているのです。

彼らは一時的な脳の快楽を得られればそれで良いのです。

書いた本人は忘れていて、書かれた方だけがいつまでも気にしているというのも間抜けな話ではないでしょうか。

評論風の書き込みも気にしない

ネットの書き込みには悪口だけではなく一見まともなことを言っているような評論風の意見もあります。

書き方が丁寧だったりすると的を射ているように見えますが大したことは言っていないのでこれも気にする必要はないでしょう。

お金が貰えるわけでも自分の仕事の宣伝になるわけでもないのに時間と労力を掛けて評論を書き込む人たちというのはどんな人達でしょうか?

それは自己顕示欲と社会的地位のバランスが取れていない人です。

人は多かれ少なかれ「注目されたい」とか「自分の意見を表明して尊重されたい」という欲求を持っています。アピールしたいということです。これが自己顕示欲です。

多くの人は所属する場所(=会社や家族)の中で意見を求められ、尊重される機会を持っていますので自己顕示欲は満たされています。

しかし意見を尊重される機会の少ない人や、自己顕示欲が強すぎて常に自分の意見を発していないとストレスが溜まってしまう人もいます。

このような人たちが評論風の意見を長々と書き込むのです。自己顕示欲の強い人からするとテレビや雑誌に出ている人は嫉妬の対象にもなりやすいと言えます。

このような評論は芸能人に対してだけではなく企業経営者に対しても向けられることがあります。

SNSなどで普通の会社員が企業経営について上から目線で起業家のニュースにコメントをするのを見たことはないでしょうか?

一見正しい意見に見えますが冷静に考えてみてください。その意見が本当に正しいのだとしたらその人はもっと出世しているか自分で会社を経営しているはずです。

『ねずみのアナトール』という絵本をご存じでしょうか?
アナトールというねずみが毎晩チーズ工場に忍び込んで、チーズの味見をして改善点をメモに書くというお話です。

メモには「不味いからミルクを足せ」とか「塩を足せ」などと書かれていて、その通りにチーズを作ったら本当に売れるようになります。

最後は工場の社長がアナトールを部長として迎えることになってハッピーエンドです。

最初アナトールは味見を頼まれたわけではありませんでした。人間の役に立とうと思って勝手にやったのです。

それでもアナトールの意見が正しかったので最後はポジションを得ることができたというわけです。

これは絵本の世界のお話ですが現実の世界でも正しい意見を発信し続けていればそれなりの地位や仕事を得ることが出来るのです。

私が経営コンサルティングの仕事を始めたとき紹介以外の案件は全て私の書いているブログから舞い込んで来たものでした。

長年会社を経営してきた社長さんたちから見て「コイツの言っていることは正しいぞ。ちょっと依頼してみよう」と思える内容だったということです。自画自賛みたいですが…

私が机上の空論やありきたりな意見ばかり言っていたら依頼は来なかったでしょう。

何が言いたいかというとネットで長々と書いている意見や評論が正しいのであればそれを書いている人は直接意見を言えるポジションを得るはずであり、そうならないのであればその意見は大したことはないので聞くに値しないということです。

批判や意見を全く気にするなと言っているのではありません。
ちゃんとした立場からあなたのことを思って言ってくれている意見には耳を貸すべきです。

意見を言ってくれる人は所属事務所の社長なのか先輩なのか人によって異なるでしょうが、その人がそのポジションにいるのはそれなりの理由があるからです。

批判は怖くないのです。
他人の批判を繰り返す無駄な人生を送ることのほうがよほど怖いのです。

満たされている人は絶対に他人の批判などしません。

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