怖い夢ばかり見る原因は感受性の高さかもしれない

怖い夢ばかり見る原因は感受性の高さかもしれない
 

怖い夢ばかり見る原因はストレスといわれることが多いです。
日常生活で受けたストレスが夢に投影されるのです。別のものに形を変えて出てくることもあります。

しかし最近の研究では感受性の高さが怖い夢を見ることと関連しているのではないかという結果も出ています。
環境から受ける刺激への感情的な反応のしやすさや感覚処理の深さが悪夢を見やすくしているということです。

それらに対処するためにはポジティブな刺激に注意を向けるなどの意識の変化が有効かもしれません。

感受性と悪夢の関係

ロチェスター大学が感受性と悪夢の関係について調査しました。
この調査では104名の女性と33名の男性に感受性、悪夢を見る頻度、夢の想起頻度、悪夢から受ける苦痛、精神的な幸福度についての質問票に回答してもらいました。

感受性の測定にはHSPのテスト(HSPS)が使用されました。
これにより被験者を感受性の程度ごとに3つのグループに分類しました。(高・中・低の3つ)

そして他の指標との相関を分析したところ、感受性が中程度から高い人は悪夢を見る頻度が高いという結果になりました。
そして悪夢を見る頻度が精神的な幸福度の低さとも関連していました。

感受性が高い人は悪夢による苦痛を受ける可能性が高いことも分かりました。
悪夢を見ることを恐れて眠りにつけないなどの弊害があるということです。

怖い夢ばかり見てしまうときの対処法

なぜ夢を見るのかということははっきりと解明されていませんが、感受性の高い人が怖い夢ばかり見るのは日頃から刺激を受けやすく反応もしやすいからという可能性があります。

なのでホラー映画などの怖い夢につながりそうなものと距離を置くことが必要です。

また感受性の高さは恐怖のようなネガティブなものだけではなく、ポジティブなものにも発揮されます。
このメリットを活かすために普段からポジティブなものに目を向けそれを繊細に感じ取れていることを認識しましょう。

自然の中を花や木の美しさを意識しながら散歩するだけでもポジティブな感情が増加し、日常生活の苦悩を軽減する効果があることがカリフォルニア大学の研究で分かっています。

参考にした論文
・Testing the theory of Differential Susceptibility to nightmares: The interaction of Sensory Processing Sensitivity with the relationship of low mental wellbeing to nightmare frequency and nightmare distress.
・A novel Differential Susceptibility framework for the study of nightmares: Evidence for trait sensory processing sensitivity.
・Big smile, small self: Awe walks promote prosocial positive emotions in older adults.