思い込みの激しいHSPは「前後即因果の誤謬」が起こっているのでは?

思い込みの激しいHSPは「前後即因果の誤謬」が起こっているのでは?
 

HSPの相談に来る人の中には思い込みの激しい人がけっこう多い気がします。中には迷信を強く信じている人もいます。
たとえば黒猫が前を横切ったら不吉なことが起こるなどと考えてしまうのです。そして仕事でミスしたときに「あの猫のせいだ」と考えてしまいます。

しかし黒い猫に遭遇したことと仕事でミスをしたことに因果関係はありません。
このようにそこに因果関係が存在しないにも関わらず前に起きた出来事を後に起きた出来事の原因と考えてしまう偏見を心理学では「前後即因果の誤謬」といいます。

HSPは不思議な体験をすると超常現象だと思い込みやすいという研究もありますから、何気ない出来事にも意味づけをしたくなってしまい前後即因果の誤謬が起こりやすいのかもしれません。
またHSPは神経症傾向との相関もあります。神経症傾向の強い人は何も起こっていないときでも悪いことのシミュレーションをしているともいわれますからそういった理由もあるかもしれません。

占いは当たったときはそれを思い出しますがハズれたときは思い出しませんから当たっているような気がします。

思い込みの激しいHSPもこれと同じことが起こっているのです。自分が「不吉なことが起こるに違いない」という思い込みを持ち本当に何か起こったときだけ思い出しているのです。

つまりこういった迷信じみた思い込みを消すためには何も起こらなかったケースもあったことを思い出せば良いのです。
そして「何か悪いことが起こる」という抽象的な予測はどんな出来事にも当てはまっているように感じてしまうということも意識しておきましょう。

仮に黒猫を見ると本当に不吉なことが起こっているとしてもそれは猫のせいではありません。
あなたが不安になったせいで脳のワーキングメモリに余裕がなくなりミスをしただけなのです。

ただの前後関係を因果関係と勘違いしないように気をつけましょう。