営業が辛い本当の理由は罪悪感や惨めさかもしれない

営業が辛いと思っている人はたくさんいますが何が辛いのかを正確に認識している人は少ないような気がします。

多くの人がノルマを達成できない、上司に怒られる、お客さんからウザがられる…といったことを営業が辛い理由だと思っています。

しかしそれは表面上の理由に過ぎず本当の理由は別のところにあるのかもしれません。もう一度自分のことを振り返ってみましょう。

営業が辛い理由は自分の行動や生き方に罪悪感や惨めさを覚えているのではないでしょうか?

「そんなことはない上司に怒られるから営業が辛いんだ」という人も良く考えてみてください。

罪悪感や惨めさがあることで精神的に弱くなっているから辛さに拍車がかかっているという可能性はないでしょうか?

※ここから先の文章は私がカウンセラーとして活動しているだけではなく、経営コンサルタントとして様々な企業を診ているということを頭の片隅に置いて読んでいただけるとより納得してもらえるのではないかと思います。

自社の商品やサービスは本当に良いものですか?

あなたは自分が営業として扱っている商品やサービスは本当に良いものだと思っていますか?自社製品を購入することが本当に顧客にとって最適な選択だと思っていますか?

恐らく心の底から自社の商品は良いモノだと思っている人は少ないはずです。なぜなら本当に良い商品やサービスなら営業をする必要はないからです。

特に今の世の中は情報を拡散する手段はたくさんあるのです。最高の商品でなくてもそれなりに良い商品なら営業しなくても売れます。

あなたのここ数日の購買行動を振り返ってみてください。営業されたから買ったものはありますか?

営業しなければ売れないモノのほとんどが情報の非対象性を利用して買手に売りつけられているのが実情です。

なので営業の仕事をしているあなたが自社商品に魅力を感じなくてもおかしいことではありません。

特に価値のない商品を販売している会社ほど社員を洗脳しようとします。

「当社の商品を広めることによって社会に貢献する」などと言っている会社は要注意です。

毎朝「自社サービスを通して世の中の役に立つことが私たちの使命です」などと唱和させられていないでしょうか?

あなたがこういう会社に勤めている場合に「自社製品に魅力を感じない自分が変なのだろうか?だから営業が辛いのだろうか?」と思うかもしれませんが心配ありません。洗脳されていないだけです。

ノルマを達成したときも「来月からまた大変だな…」という気持ちのほうが強いなら洗脳されない限りその感覚は永遠になくならないでしょう。

あなたが営業を辛いと思うのは大したことのないモノを無理して売り続けなければならないことに「罪悪感」を覚えているからです。

活動時間のほとんどを迷惑行為に費やしている惨めさ

あなたがもし飛び込み営業やテレアポをしていて辛いと思っているなら注意が必要です。

飛び込み営業に来る人の表情や喋り方を観察していると自分の心を押し殺して仕事をしている人がいかに多いか分かります。

飛び込み営業やテレアポで100人にアプローチして50人以上が話を聞いてくれるというような商品を扱っているのなら問題はないでしょう。

しかしそんな商品はこの世にほとんど存在しません。そんな商品は導入期を除いては営業などしなくても売れるからです。

ほとんどの飛び込み営業やテレアポは90%以上の確率で断わられます。

断わられると辛いですね。名乗った瞬間にガチャ切りされたり、怒られたり、馬鹿にされたり…

しかしあなたの心に沸き上がるのはこういった感情だけでしょうか?惨めな感情が生まれることはありませんか?

あなたが一日中テレアポをし続けたとします。そして90%の人に断わられたとします。断わった人からしたら無駄な時間と労力を使わされて迷惑です。

これは別の視点で見ればあなたは活動時間の90%を人に迷惑を掛けることに費やしたということです。
もっと言ってしまえばあなたは迷惑をかけるために活動しているとも言えます。

あなたが「自分の商品を売るためなら何人に迷惑を掛けたって関係ない」と思える人なら気にする必要はありません。
しかし心にモヤモヤした何かがあるのならそれは自分で自己肯定感を下げるような行動を取ったことで生まれた「惨めさ」という感情かもしれません。

自分でも何となくそのことに気がついているけれど言語化できていないだけではないでしょうか?
このような感情を押し殺したまま仕事を続けているとどこかで心が壊れてしまいます。

中には「続けるうちに精神的に強くなれるから慣れる」という人もいるでしょうがそれは精神的に強くなったのではなく自分の感情に鈍感になっただけです。
後で冷静に考えたときに自尊心は傷つくでしょう。

家族や大切な人に自分の仕事を誇りに思っていると言えますか?

営業が辛い理由がノルマのキツさや上司からの叱責だけにあるのならいつかは慣れるかもしれません。若しくは感覚が麻痺するでしょう。

しかし罪悪感や惨めさにあるのであれば辛さはなくならないでしょう。

自分でどちらなのか分からないという人は家族や大切な人に「今の仕事を誇りに思っている」と言えるかどうか考えてみてください。

あなたの親はあなたが生まれたときにこんな仕事に就くと思ったのでしょうか?
あなたの親は今の仕事に就かせるために自分の生活を切り詰めてまで大学に行かせてくれたのでしょうか?

あなたの子供はこんな仕事で得たお金で育てられたと知ったらどう思うでしょうか?
あなたは自分の働いているところを恋人や好きな人に見せることができますか?

私は営業という仕事を否定するつもりはありません。
あなたの会社が汚水から真水をつくる器具を安く大量生産することに成功して、それを必要としている人達がインターネットにアクセス出来ない場所にいるというのならどんどん営業をしても良いと思います。

営業成績が振るわず上司に怒られて辛くても「次回は頑張るぞ」と前向きに捉えることが出来るのなら問題はありません。

しかしそうでないのであれば自分の将来を冷静に判断しなければなりません。
心を抑圧して仕事を続けているとどこかで限界が来てしまいます。

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