フェイスブックやインスタグラムのようなSNSでイイネをもらうことに取りつかれている人がいます。
おそらくイイネを集め続けることでいつか自分の抱えている劣等感を解消することができると思っているのかもしれません。
しかしSNSで他人からどれだけ称賛されようと自分で自分を認めることができなければ劣等感は永遠に解消されません。
SNSで劣等感は解消できない
旅行で楽しい体験をしたり料理が上手に出来たときにそれをSNSにアップして友達からイイネをしてもらうのは自己肯定感を高めより良い人生を送るためにも良いことです。
しかしそれが行き過ぎてしまいイイネをもらうことが目的になっていたり、実生活よりもSNSで他人に見せるバーチャル空間を優先するようになっていると問題です。
SNSで自分の素敵な生活をアピールすることに取り憑かれている人というのは劣等感を抱えているのです。
特に自分の育ちや今の社会的な地位に自信が持てない人が多いです。自分の理想と現実のギャップが大きすぎるのをSNSで埋めようとしているのです。
お金持ちのお嬢様として生まれたかったのに自分は平凡な家庭の出身であるということにコンプレックスを抱えている人ほど高いレストランでの食事やブランド物の写真を多くアップします。
一昔前にギリギリ見切れる部分にブランドのロゴを写すことで生活レベルが高いと思わせようとする「間接自慢」という言葉が流行りましたがこれなどはコンプレックスを抱えたまま成長した人特有の行動と言えるでしょう。
このようなコンプレックスを抱えた人はSNSでアピールしてイイネをもらうことで一時的に劣等感を解消することが出来ますがすぐにまた新たなイイネが欲しくなります。
どれだけ他人からイイネをもらっても劣等感は解消されることはありません。
なぜなら自分のショボさは自分が一番よく知っているからです。
SNSにどんなに素敵な写真をアップしても自分を騙すことは出来ません。
自分で自分を認める
SNSに高級レストランやブランド物の写真を載せても自分の劣等感を解消することはできません。
自分で自分を認めることが出来なければ永遠に満たされることはないのです。
貧乏だったことに劣等感を抱えているのであれば自分自身が稼げる人間になって自分を認める必要があります。
安月給で無理して高級レストランに行ってもより惨めになるだけです。
ひとつの価値観に拘りすぎているために劣等感を捨てられないこともあります。
現実に解消できないことについては無理をせずにほかの部分で自分の価値を見出すことも必要です。
【追記】
SNSでイイネをもらうことに取りつかれすぎている人の中には精神疾患になっている人もいます。
自分はスゴイ人間だと思われたい欲求が強すぎて注目をひくような言動や挑発的な言動をする人は演技性パーソナリティ障害という精神疾患であることも考えられます。
またミュンヒハウゼン症候群といって病んでるアピールをすることによって人から注目されようとする人もいます。
SNSで嘘をついたりあまりにも盛りすぎるようになったら注意が必要です。