ストライサンド効果:隠そうとすればするほど逆効果になる

あなたが会議やプレゼンで何かを提案したいときに突っ込まれるとマズいなという箇所があったとします。

そのとき無理にそれを隠そうとしないほうが良いです。

そうすることによって余計に注目されて必要以上に悪い印象を与えてしまいます。

ストライサンド効果とは

情報を隠そうとすればするほどにそれが拡散してしまうことを「ストライサンド効果」と言います。

これは心理学の用語というよりはネット上で広まった言葉です。
アメリカの歌手バーブラ・ストライサンドが語源です。

彼女は環境保護運動のために撮影された海岸線の写真に自宅が写っていることはプライバシーの侵害であるとしてネット上の写真の削除と慰謝料を求めて裁判を起こしました。
しかし裁判で彼女の訴えが認められることはありませんでした。

それだけではなくそれがニュースになったことで余計に注目されてしまったのです。

訴訟前には6回しかダウンロードされなかったその写真は注目されたことによって数十万人もの人に見られることになってしまったのです。

ちなみに6回のダウンロードのうちの1回はストライサンドの弁護士が訴訟資料のために行ったものです。

これらの写真はほとんど注目されていなかったにも関わらずストライサンド本人が禁止しようとしたことで人々の欲求を刺激してしまったのです。
またよほど価値のあるものなのだろうという心理が働いたともいえます。

カリギュラ効果

禁止されることほどやってみたくなる心理を「カリギュラ効果」と言います。
1980年に内容が過激すぎて上映中止になった『カリギュラ』という映画が余計に人々の見たいという欲求を刺激したことに由来します。

人間というのは自分の行動は自分の意思で決めたいという心理を持っています。
それを禁止されると自由が脅かされたような気になるため反発したくなるのです。
専門的には心理的リアクタンスが働くといいます。

ストライサンド効果が起こるのはこのような心理によるものです。

あなたが何かを隠そうとしたり誤魔化そうとするときもストライサンド効果が起こります。

情報を隠そうとすればするほど相手は見たい知りたいという欲求が強くなります。

何かを誤魔化そうとするとき早口になったり声が高くなったりという変化が出てしまうことがあります。
そういった違和感が専門家でなくとも気づきます。

すると「よほど危険な情報なのだろうか?騙されるのではないだろうか?」と疑われることもあります。

マイナスな情報ほど下手に隠そうとせずに何事もないかのように伝えたほうが相手も気にせず流してくれます。

また自分が何か大きな失敗をしたときも方々で言い訳をして回るのは得策ではありません。
それだけで重大なミスをしたと思われてしまいます。

必要な謝罪だけしておけば良いのです。

タイトルとURLをコピーしました