ストレスをポジティブに受け止めると身体反応が変わる

ストレスを感じたときに心拍数の増加や発汗といった身体反応が起こると余計に焦ったり不安に思ったりしてさらにストレスを感じるという悪循環に陥ることがあります。

このような場合にはストレスに対する認識をポジティブなものへと変えることによって抑えることができます。

ストレスをどのように認識するかによって身体反応も変化させることができるのです。

ストレスを感じたら「体が適切な準備を始めたぞ」とポジティブに捉えるようにしましょう。

ストレスが健康に悪影響を与えると思う人は早死するリスクが43%上がる

ストレス認識と早死のリスク

ストレスをネガティブに認識している人は本当に悪影響が出てしまいます。

「Health Psychology」に掲載されたアビオラ・ケラー博士らの研究によると強いストレスを受け尚且つ「ストレスが健康に悪影響を与える」という認識を持っている人は早死するリスクが43%高いという結果が出ています。

調査方法

ケラー博士らはアメリカの全国健康インタビュー調査と全国健康統計センターによって実施された世帯調査のデータを基にストレスに対する認識と死亡のリスクについて調べました。

調査は過去12ヶ月間にどれだけのストレスを受けたかを「たくさん」や「ほとんどなし」などの選択肢で回答します。

さらにストレスが健康に影響を及ぼすと思うかということについても質問されています。

回答者たちのその後を追跡調査し公開されている死亡記録から回答者たちの誰が死亡したかを調べたのです。

ストレスをどう認識するかが影響する

その結果強いストレスを受けストレスが健康に悪影響を与えていると認識している人が早死するリスクは43%高いということが分かりました。

(※ストレスをほとんど受けておらずストレスが健康に悪影響を与えないと認識している人の死亡率が基準)

強いストレスを受けていてもそれが健康に悪影響を与えないと認識している人はむしろリスクが下がっていました。

ストレスだけではなく「ストレスをどう認識するか」ということが回復力や健康のコントロールに影響を与える可能性が示唆されています。

ストレス反応は苦境を乗り越えるための準備

闘争・逃走反応

人間はストレスを感じると身体的な反応が起こります。
心臓の鼓動が早くなったり汗をかいたりします。

多くの人はこういった反応が出ると「どうしよう…どうしよう…」とネガティブに考えて焦ってしまいます。

体が有利な状態をつくっていると考える

しかしこれらの反応は直面した危機を乗り越えるために必要な状態を体が整え始めているから起こるのです。

これは「闘争・逃走反応(fight-or-flight response)」と呼ばれ闘うにしても逃げるにしても有利な体の条件を整えるために起こる反応なのです。

人間以外の動物でも起こります。

なのでこれからはストレスを感じたときは体が適切な準備を始めていると認識するようにしましょう。

目の前に敵がいるのに昼寝しているときのようなリラックスした状態では反応する前に食べられてしまいます。

まずは認識を変える

実際にハーバード大学で行われた実験でもストレスをどう認識するかによって身体反応が変わるということが分かっています。

被験者にストレスのかかる状況を体験してもらう前に身体反応は望ましいものであるということを教育しておきます。

すると実際にストレスを体験しても心臓の鼓動は早まりますが血管の収縮は起こらなかったのです。これは喜ばしいことが起きて興奮しているときと同じような反応です。

ストレスに弱いと思っている人はまず認識を変えてみると良いかもしれません。

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